旧広瀬座「カツベン!」試写会レポート(2)

臨場感たっぷりの映画試写会

「カツベン!」旧広瀬座での試写会は、まるでタイムスリップしたかのような臨場感がありました。

何しろ、目の前の画面で繰り広げられるドラマの場所が「ここ」なのです。劇中では広瀬座ではなく「青木座」という名称ですが、主演成田凌さん演じる活動弁士が立つ演台は「ここ」、観客がどよめく場所も「ここ」、悪役がピストルを撃つのも「ここ」といった具合。

周防監督によると、青木座は外観は岐阜県、二階部分はセットと3つの場所を使い分けて撮影されたそうですが、メインロケ地は広瀬座。広瀬座の特徴的なクロスした渡り廊下もそのまま使われていましたのですぐに広瀬座だとわかります。

幕間では「どらやき丹坊」さんによる甘味の販売が行われ、場の雰囲気を大いに盛り上げていました。

さて、肝心の映画の内容ですが、面白い!

今のようにエンターテイメントがたくさんなかった時代、無声映画に活動弁士が「説明」をつけてわかりやすくする、という日本独特の映画文化を軸に、登場人物の人生が見事に描かれていました。周防監督の「映画愛」が随所に感じられ、胸が熱くなりました。

大正時代の衣装で盛り上げを

メディア向けフォトセッションのあとは、福島市の広報用のフォトセッションで、私たち情熱ロケ応援隊のメンバーも監督、市長、副市長とともにアピールさせていただきました。こちらは少し遊び心を加え、大正当時の服装にて。

左から紺野副市長、ロケツーリズム委員小池、周防監督、木幡市長、ロケツーリズム委員熊坂、山本副市長

大正浪漫の雰囲気を出そうと着物女子新田真由子さん(右)にも加わっていただきました。

メディアの反応

周防監督がいらっしゃるということで、当日は地元テレビ、地元紙を中心にたくさんのメディアの方に集まっていただきました。

当日は地元テレビ3社が夕方のニュースに取り上げていただけたほか、ウェブや新聞にも掲載されました、

メインロケ地となった旧広瀬座で『カツベン!』を凱旋上映!(PRタイムス)

福島民友新聞

福島民報

昨日から全国ロードショーが開始された「カツベン!」。年末年始に鑑賞するにはぴったりの映画です。ぜひ劇場に足をお運び下さい。