周防監督最新作「カツベン!」のロケ地に民家園「旧広瀬座」が採用されました

『Shall we ダンス︖』で知られる周防正行監督の最新作「カツベン」(12 月13 日公開)。今からおよそ100 年前、無声映画の時代に活躍した活動弁士のお話です。

主演は成田凌さん。脇を固めるのは永瀬正敏さん、竹中直人さん、渡辺えりさん、小日向文世さん、竹野内豊さん、そして井上真央さんなど、いずれ劣らぬ個性豊かな俳優さんばかり。
さらにテーマ曲を奥田民生さんが担当するということで、こちらも楽しみですね。
実はこの「カツベン」、ロケ地に福島市内にある国指定重要文化財「旧広瀬座」が選ばれました。

 

旧広瀬座

旧広瀬座は伊達郡梁川町の広瀬川川岸に当時の唯一の大衆娯楽施設として、明治20年(推定)に町内の有志によって建てられた芝居小屋です。
時代とともに芝居小屋に人が集まらなくなり、昭和20年代には映画館として改装されました。しかし広瀬川のたび重なる氾濫で被害を受け、昭和61年の洪水のあと、川幅を広げるため取り壊されることになりました。しかし全国でも珍しい貴重な芝居小屋であるため、福島市の民家園に移築、復元されたのです。

広瀬座で撮影した印象を、周防監督が地元紙「福島民報」のインタビューで答えています。

>「福島市民家園の旧広瀬座は、明治に建てられた建物が良い保存状態で残っており、映画の舞台『青木館』として採用した。エキストラとして参加してくださった皆さんは大正時代の服装に身を包むとプロの役者のように雰囲気が変わった。非日常の雰囲気が皆さんの役者魂に火を付けたのではないか。朝早い時間からの準備もあり、協力に感謝している」
(福島民報 09/21)
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2019092167675

 

明治~昭和初期の雰囲気を残す民家園は福島市が管理しており、ロケ地としての使用を歓迎しています。情熱ロケ
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★「カツベン」公式サイト
https://www.katsuben.jp/